東京都中央区の日本橋と言えば、江戸時代において日本の中心として活気が溢れる重要な場所でした。
実はこの場所で2004年から、大規模再開発プロジェクトが立ち上がっていることをご存じでしょうか？
この記事では「日本橋再生計画」について詳しく解説していきます！
ここに注目！東京都中央区日本橋再生計画の流れは？
「日本橋再生計画」とは、官民地域一体となって推進してきた東京都中央区の再開発事業です。
現在、日本橋上空を高架で通る首都高速道路の地下移行計画と合わせて進められています。
その主体となったのが、2004年の三井不動産による「COREDO日本橋」の開業です。
三井不動産は「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトとして、都市機能の多様性を追求し、再開発を盛り上げていきました。
三井不動産ではこれを再生計画第1ステージとし、2014年からは再生計画第2ステージを開始しています。
第2ステージでは「産業創造」「界隈創生」「地域共生」「水都再生」の4つのキーワードに基づき街づくりが推進され、街の用途や企業、人の多様化が進みました。
そして、2019年現在では「日本橋室町三井タワー」の竣工を経て再生計画第3ステージに入り、「GREATER日本橋」を舞台に再開発による街づくりが始まりました。
このステージでは「豊かな水辺の再生」「新たな産業の創造」「世界とつながる国際イベントの開催」の3つを目標としており、オープンな街づくりを目指しています。
この街づくりには、東京都中央区内外の日本中の多様な企業や人々を巻き込むもので、食や宇宙、モビリティなどの新しい構想もたくさんつまっています。
ここに注目！東京都中央区日本橋再生計画の「親水計画」とは？
また、この三井不動産の再生計画第3ステージでは、豊かな水辺の再生を目指した「親水計画」の重要度が高くなります。
親水計画とは、首都高撤去後の川沿いに商業施設などの「親水空間」を再開発することです。
川沿いの5つの地区の再開発により、敷地面積約6万7000㎡に及ぶ広大なエリアが対象になります。
この親水計画により、幅約100m、長さ約1200mの広大な親水空間が、2030～2040年の間に完成する予定です。
三井不動産の社長は「水都の江戸もイメージし、世界でも例のない独自の親水空間を作りたい」と親水計画に意欲的です。
完成予定の親水空間では、川を船で回遊し浅草から羽田までの利便性を良くする案もでています。
まとめ
完成予定の2030年や2040年は、遠い未来のように思えますね。
しかし、東京都中央区日本橋に世界でも例のない独自の親水空間ができるのはとても夢があります。
ぜひ、この目でみてこの足で訪れてみたいものですね。
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