貸事務所・賃貸オフィスを契約する際、面積の表し方にはネットとグロスの2種類があり、それぞれで体感的な広さが変わります。
事前にその違いを知り、理解を深めておきましょう。
ここでは貸事務所・賃貸オフィスの契約を検討されている方に向け、ネットとグロスそれぞれの意味やメリットについて紹介します。
貸事務所・賃貸オフィス面積を表すネットとグロス!それぞれの意味とは
これらは専門的な不動産用語ではなく、その他の分野でも使用される言葉です。
ネットは「実質」、グロスは「全体」が、それぞれの意味する一般的なニュアンスです。
これがオフィスの面積に使用された場合、ネットは「借主が実際に使用できるオフィスの面積」、グロスは「トイレや廊下なども含めた総面積」を意味します。
たとえ同じ数値でも、表記の形式が異なると、入居後に感じる印象が大きく変わります。
ネットであれば廊下やトイレなどは除外した、純粋にオフィスとして使用する範囲のみの面積を意味するため、体感的な広さと一致しやすいです。
対してグロスでの表記だと、オフィスとして常には使用しないトイレや廊下も含むため、室内が思ったよりは狭く感じられることが少なくありません。
それぞれの物件で使用される表記は異なるため、これらは個別に確かめる必要があります。
よく読むと物件の資料に表記の種類が記載されていることもあるため、まずはしっかり調べてみましょう。
どこにも書かれていなければ、不動産会社や家主の方まで直接問い合わせてください。
貸事務所・賃貸オフィス面積を表すネットとグロス!それぞれのメリットとは
ネットのメリットは、事前に想像していた広さと一致しやすいことがまず挙げられます。
想像と違ったからといってオフィスは何度も移転できないため、入居の前後でギャップが生まれづらいことは非常に重要です。
借主の方には、ここがとくに大きな利点に感じられるでしょう。
さらに、ネットではトイレや廊下などの共用部は借りているスペースに含まれないため、日頃の管理は家主の方がおこなうことが多いです。
つまりは共用部の清掃の手間や消耗品の購入費を負担しなくてよいのです。
これに対してグロスのメリットは、共用部の一部も借りているスペースに含まれるため、そこをある程度は借主の方の望む形で使用できることが挙げられます。
たとえばトイレの清掃も自分たちでおこなう必要があるため、汚れたらその都度掃除するなど、ある程度は自社の方針で自由に使用できるのです。
まとめ
貸事務所・賃貸オフィスを契約する際、その面積の表記にはネットとグロスの2種類があり、両者で実態が大きく異なります。
知らずに契約すると後悔につながるおそれがあるため、今回ご紹介した内容はぜひ事前にしっかりとチェックしてみてください。
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