貸事務所・賃貸オフィス内は、常に快適な環境にしておきたいですよね。
とくに夏場にはエアコンの温度設定に悩む方も多いでしょう。
この記事では、貸事務所・賃貸オフィスの温度設定について、場所ごとの最適温度やオフィスの温度に関する法律をご紹介します。
オフィスの賃貸契約を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
貸事務所・賃貸オフィスにおける場所ごとの最適な温度設定とは
最適温度はどのような活動をしているかにもよるので、エリアによって作業の異なるオフィスでは、場所ごとに温度設定を考える必要があります。
夏場の暑い日には、エントランスはとくに涼しめに設定しておくとよいでしょう。
暑い外から入ってきた来客が涼めるようにしておくのがおすすめです。
執務室は、だいたい25度に設定しておくのが典型的です。
日本建築学会環境系論文集の「オフィスの温熱環境が作業効率及び電力消費量に与える総合的な影響」という論文では、もっとも作業効率が高いのは25.7度とされています。
ただし、温度の感じ方は人それぞれですし、同じ空間でも日当たりなどの要因で温度差は発生します。
温度計を複数か所に設置するなどして、温度を視覚化できるようにしておくのがおすすめです。
貸事務所・賃貸オフィスの温度設定に関する法律とは
オフィスの温度設定に関しては法律があるので、賃貸オフィスの契約を考えるのであればおさえておきましょう。
労働安全衛生法の事務所衛生基準規則5条3項では、「事業者は、空気調和設備を設けている場合、室内の気温が17度以上28度以下及び相対湿度が40%以上70%以下になるよう努めなければならない」と定められています。
なお、環境省が始めたクールビスの取り組みはこの法律に基づいたもので、冷房時の推奨温度を28度としています。
ただ、クールビズでは上着を脱ぎ、ネクタイをせずに軽装スタイルで働くことを推奨しており、そうすることで体感温度を下げることが可能です。
つまり、通常のビジネススタイルの服装だと、28度は暑く、不快に感じてしまう可能性が高いです。
また、ほとんどのオフィスに置かれているパソコンやモバイル機器、プリンターといったOA機器からは熱が放射されていて、これらは室温上昇にも影響します。
パソコンでの作業が仕事の中心である場合、パソコンの熱で暑さを感じることもあるでしょう。
環境省が呼びかける推奨温度はあくまでも目安なので、実際にそこで働いている職員の服装や状況を考慮して、設定温度を調節する必要があります。
まとめ
以上、賃貸オフィスの温度設定について、場所ごとの最適温度と、オフィスに関する法律を中心に解説しました。
温度設定にあたっては、場所ごとの最適温度は目安として、そこで働く人たちが実際にどう感じるのかを考慮するのが重要です。
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