事業を始めるにあたって事務所を用意する必要がありますが、そのうちの1つが貸事務所を利用するという方法です。
貸事務所・賃貸オフィスにはさまざまなメリットがありますが、デメリットになる点もあるので事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
今回は、貸事務所を利用する際に費用と時間の面で発生するデメリットについてご紹介します。
貸事務所のデメリット①初期費用がかかる
貸事務所・賃貸オフィスを契約すると高額な初期費用がかかります。
物件にもよりますが、敷金と礼金のほか、不動産会社に支払う仲介手数料がかかる場合がほとんどなうえ、毎月支払う賃料の半年分を前家賃として支払わなければならないケースも珍しくありません。
通常、事業を始めてから安定した利益が出るようになるまでは時間がかかるため、少しでも多くの自己資金を手元に残しておきたいという方は多いはずです。
貸事務所・賃貸オフィスを借りる際の初期費用が高額になり、自己資金が減ってしまうと業務が軌道に乗るまでのリスクが大きくなります。
その場合は、初期費用が抑えられるレンタルオフィスなどの利用を検討したほうが良いでしょう。
貸事務所・賃貸オフィスのデメリット②時間を要する
もう1つのデメリットは、時間がかかることです。
貸事務所・賃貸オフィスを探し始めてから実際の利用開始まで、最低でも1か月はかかると考えたほうが良いでしょう。
条件に合う貸事務所がなかなか見つからなければさらに時間がかかります。
物件が決まってからは、入居審査を受けたり賃貸借契約を結んだりするための準備が必要です。
以下のような書類が必要になりますが、取得まで時間がかかるものもあるので余裕を持って行動してください。
●登記簿謄本
●会社概要
●印鑑証明書
●損益計算書
●賃借対照表
これらの書類は提出してから処理されるまで時間がかかることもあるので、早めに提出するのがおすすめです。
審査に通って賃貸借契約を結んだ後も、オフィス家具など業務に必要なものを搬入したり、電話回線やインターネット回線の工事をしたりしなければなりません。
内装工事が必要な場合は、さらに時間を要することになるので注意してください。
すぐに事務所を構えて業務を開始したいのであれば、貸事務所・賃貸オフィスではなくレンタルオフィスを選択することを検討したほうが良いでしょう。
まとめ
事業を開始するにあたって貸事務所・賃貸オフィスを利用する場合には、いくつかデメリットがあるので事前にしっかり確認しておきましょう。
初期費用や時間の問題で業務に支障をきたしてしまうこともあるため、十分慎重に検討して決めることをおすすめします。
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