本記事はこんな方におすすめです
- オフィス引越しにおける見積りの取り方や相場を知りたい方
- オフィス引越し費用を少しでも安くしたい方
- おすすめの引越し業者と選び方を知りたい方
オフィス引越しの見積りを取る際、「料金相場はどれくらいなのか」「何を基準に引 越し業者を選べば良いのか」「より費用を安くするにはどうすれば良いのか」とお悩みの方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、以下について解説していきます
- オフィス引越しにおける見積もりの料金相場
- 引越し業者を選ぶ5つのポイント
- おすすめの引越し業者
- 引越し費用を安くするコツ3選
- 引越しの見積りを取る際の注意点
これらを参考にすればオフィスの引越しにおいて、見積もりを取りやすくなるだけでなく、コストを抑えながらも自社のニーズに合った業者を選定しやすくなります。
オフィス引越しにおける見積もりの料金相場は?
オフィス引越しにおける見積もりの料金相場は、従業員1人あたり2万〜5万円です。
従業員が10名であれば20万〜50万円、50名であれば100万〜250万円となります。
また、引越しにかかる費用は、荷物の量・旧オフィスと新オフィスの階数・エレベーターの有無・通路や間口、前面道路の状況・重量物や精密機器の有無などによって異なります。
オフィスの引越し業者を選ぶ5つのポイント
自社にとって高品質なサービスを提供してくれる引越し業者を選ぶために、「オフィスの引越し業者を選ぶ5つのポイント」を解説していきます。
- オフィスの引越し実績の豊富さ
- 評判や口コミの良さ
- オプションサービスの種類
- 費用の安さ
- 「引越安全マーク」の取得の有無
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オフィスの引越し実績の豊富さ
引越し業者のHPを確認し、オフィス引越しサービスの実績が豊富な業者を選びましょう。
オフィスの引越しでは、住居の引越しとは異なり、精密機器(パソコン・サーバーなど)・重量物(デスク・コピー機・金庫など)の輸送に関する経験や技術が必要となるためです。
実績は、HPに掲載されているお客様側の企業名・企業規模・写真などの情報が豊富かどうかを確認すると、信頼できそうかの判断をしやすくなります。
名前や写真の掲載は、お客様側が信頼を置く業者だという証明になるため、安心して依頼することができます。
評判や口コミの良さ
実際に引越し業者のサービスを利用した人からの評判や、口コミの良さを確認することも重要です。
実際の電話口の担当者や作業員の対応・スキルに関する評判や口コミが良ければ、ストレスを抱えることなく、満足度の高いサービスを受けられる可能性が高まるためです。
具体的には、以下の点を確認してみましょう。
- お問い合わせ時の電話対応、見積り時の担当者の対応は良いか
(親切さ・誠実さ・提示内容の明確さなど)
- インターネット上の業者の口コミや評判の良さ
→おすすめの口コミサイト:引越し侍/価格.com
オプションサービスの種類
引越し業者が、どんなオプションサービスを提供しているかを確認しておくことも重要です。
オプションサービスを把握せずに業者に依頼すると、後から他の業者に追加で発注する費用や手間が発生したり、それにより移転作業が滞ってしまう恐れがあるためです。
具体的に、オプションサービスとして以下のような例があります。
- 荷造り用のダンボールの提供
- 不用品の処分
- 精密機器や重量物の輸送
- 電話移設・電気・LAN工事 など
利用したいサービスがあれば、他の業者に依頼するよりも手間が省けるため、事前にオプションサービスのラインナップについて確認し、有効活用しましょう。
費用の安さ
引越し費用が安く、料金相場よりもコストが抑えられる引越し業者を選ぶのも大事です。
ただし、料金の安さだけで判断するものではありません。相見積もりで最安値の業者を選んだ結果「対応や作業の丁寧さに欠けていて後悔した」というケースが少なくないからです。
料金が安いうえに、「丁寧で高品質なサービス」を提供してくれる業者を選ぶことが重要です。
「引越安心マーク」の取得の有無
安心・安全な引越し作業を行うために、「引越安心マーク」を取得している業者を選びましょう。
「引越安心マーク」は国土交通省のHPにも掲載されており、全日本トラック協会から「安心・安全な引越しサービスを提供する」と認められた業者のみに認定されます。
「引越安全マークがない」=「よくない業者」という訳ではありませんが、安心して引越し作業を依頼したい方は、ぜひ確認しておくことがおすすめです。
オフィス引越しにおすすめの業者5選
オフィス引越しにおすすめの業者5選をご紹介します。引越し業者選びに迷われている方は、こちらの引越し業者を検討してみてください。
- アート引越センター
- 日本通運
- サカイ引越センター
- アップル引越センター
- SGムービング
それぞれについて解説していきます。
(出典:アート引越センター)
アート引越センターは、日本で初めて引越し専業会社として創業し、引越し業界で売上高第2位を誇る引越し業者です。
引越し作業だけでなく、オフィスのプランニングやLAN・電話・配線工事、移転後のメンテナンスまでトータルサポートする「おまかせオフィスパック」というサービスを提供しています。
▼公式HPはこちら
日本通運は、創業1937年という老舗で、年間約25,000件もの企業の移転実績がある引越し業者です。
日本通運は、引越し作業以外の移転作業に加え、実績のあるプロのコストマネジメントにより、高品質で費用を抑えた引越しの実現をサポートしてくれます。
▼公式HPはこちら
サカイ引越センター
(出典:サカイ引越センター)
サカイ引越センターは、引越し業界で最大手の業者であり、豊富な実績とサービス品質に定評があります。
独自の「マイスター制度」を掲げ、梱包や運搬のスキルだけでなく、応対マナーや知識に関するしっかりとした教育制度があるため、安心して依頼できます。
▼公式HPはこちら
(出典:アップル引越センター)
アップル引越センターは、比較的小規模なオフィスや、シンプルな引越し作業を低価格で依頼したい方におすすめの業者です。
引越し作業だけでなく、LAN・電話工事、複合機/重量物運搬などのオプションサービスも豊富なため、必要に応じて安価でプランをカスタマイズできるのも魅力です。
▼公式HPはこちら
(出典:SGムービング株式会社)
SGムービングは、宅配便で名高い佐川急便と同グループの引越し業者です。
小規模オフィスからビルまるごとの移転まで幅広い規模の引越し作業に対応しています。
オフィス移転はもちろん、内装工事や精密機器・美術品輸送、家具家電等設置サービスなどのオプションも豊富で、移転の準備からトータルサポートしてくれます。
▼公式HPはこちら
おすすめの引越し業者をご紹介しましたが、これらを含む複数の引越し業者に対して一括で見積り依頼ができる「一括見積りサイト」の活用もおすすめです。
簡単な項目を入力するだけで見積り依頼ができるため、各業者に問い合わせる手間や時間を削減できるでしょう。
おすすめの引越し一括見積りサービス
- 引越し侍
提携業者230社以上で最大5社へまとめて無料で見積り依頼が可能です。
- 価格.com
国内最大級の比較サイト「価格.com」の引越し業者専門見積りサイトです。
オフィス引越しの見積りを安くする3つのコツ
オフィス引越しの見積りを安くするコツは、以下の3つです。
- 複数の引越し業者から相見積りを取る
- 引越し時期を繁忙期からずらす
- 引越し日時の指定範囲を広くする
それぞれ見ていきましょう。
複数の引越し業者から相見積りを取る
複数の引越し業者から相見積りを取ることで、見積り料金を安くできます。
その理由は、以下の通りです。
- 複数の業者の見積り金額を比較し、料金が安い業者を選べる
- 1社のみの見積りでは、正規料金での依頼になる可能性が高い
- 他社の見積り金額を引き合いに出し、条件交渉しやすくなる
- 業者によっては、相場からかけ離れた高額な料金を提示されることがある
- 複数の見積り書を確認することで、見積り項目の漏れによる追加発注の手間を防げる
各引越し業者の見積り金額とサービス内容を丁寧に比較し、高品質で低価格なサービスを提供してくれる業者を選びましょう。
オフィスの引越し時期を繁忙期からずらせる場合は、見積りを安くできる可能性が高まります。
閑散期には、引越しするお客様が少なくなるため、「料金を安くしてでも依頼が欲しい」と引越し会社は考えるからです。
一方繁忙期には、引越し業者も人員を大量に確保しなければならず、人件費などの影響から通常の1.5倍程度の費用となることもあります。
とくに、1〜3月、9〜12月は、企業の決算時期や年度始めと重なるため、引越しする企業が多く、料金相場が上がる傾向にあります。
引越し日時を指定しないか、指定範囲を広くすると、見積りを安くできます。
引越し作業を依頼する側としては、「時間指定」や「午前・午後指定」の方が計画を立てやすく人気で、見積り額も高くなるためです。
ただし、時間を指定しない場合、同日の他の引越し作業が終了してからの対応になり、作業時間が遅くまでかかってしまう可能性があるため注意しましょう。
【オフィス引越し】見積りを取る際の注意点4つ
オフィス引越しの見積りをとる際の注意点を4つご紹介します。
- 引越し作業でのエレベーター利用条件を事前にビルオーナーへ確認する
ビルによっては、時間帯や曜日ごとにエレベーターの利用制限が設けられていたり、養生の方法が決められているケースがあります。また、事前にビルオーナーに確認や報告をしないことで、お叱りを受けることもあるので要注意です。
- 大型荷物や精密機械の有無を確認しておく
大型荷物や精密機械の運搬には、追加費用がかかるケースが多くあります。
特に、間口を通れない大型荷物は、クレーンのレンタルや道路許可が必要となるため、注意しましょう。
- リース品の引越しに制限がないか確認しておく
リース品の契約会社によっては、移転先が管轄範囲外であったり、リース品の搬入出の担当業者が決められているケースがあります。
- 相見積りは各社への見積り条件を一致させる
各業者における相見積りの条件を一致させなければ、項目の不足による追加発注や、余計な費用の発生のリスクが高まります。
見積り項目を統一するには、以下のような対策を行うのがおすすめです。
- 見積り書の項目を明確に記載してもらう
(※「引越し作業一式 〇〇円」などの記載はNG)
- 項目の名称を提示し、各社で揃えてもらう
- 見積り条件についてまとめた同じ資料を、全ての業者に渡す
まとめ
オフィス引越しの見積りでは、丁寧に条件を揃えて相見積りを行い、本記事でご紹介した「見積りを安くするコツ」や「注意点」を押さえれば、より安くで高品質な引越しサービスを受けることができます。
また、今回ご紹介した業者を含め、引越し作業だけでなく物件探しやプランニングからアフターサポートまで、トータルでのサポートを提供している引越し業者もあります。
見積りの際は、自社がどのようなサービスを求めているかを明確にしておき、業者に伝えることが重要です。
本記事を参考に、見積り、業者選定、引越し作業の流れをスムーズに実施し、快適なオフィス移転を進めていきましょう。